インプラント体験談


諦めないで探した結果、希望通りの治療ができた!

困難を極めた医院選び

N・O様
私は若い頃、仕事と遊びにかまけて、歯の重要性をあまり考えず、手入れを怠ってきました。年をとってから上の歯がかなり弱ってきてしまったのですが、不便な入れ歯は避けて、インプラントという選択を3年程前に考え、友人・知人にインプラントについてのことを聞いてまわりましたが、術例があまりなく、あっても歯1本ほどの治療で、知識もそう豊富な話を聞いてもらえず、自分で探すことになりました。

最初に訪ねたのは地元でインプラント手術を行っている歯科医院で、相談かたがた歯の様子を見てくれたのですが、実際には院長がご自分で手術を行わず、千葉にある病院で施術をするということと、歯科助手の態度があまり良い印象ではなかったので、ここでお願いすることは断念しました。

次に向かったのは歯科大学の付属病院で、ここなら安心だろうと思ったのですが、2〜3ヵ月通い、あれこれ方法を考えてくれた末、最終的に上の歯を全てインプラントにするという方法は経験が少ないようで、入れ歯をすすめられました。これでは通ってきた意味がないので、ここもあきらめることにしました。 次に訪ねたのはやはり歯科系の大学病院で、画像撮影などもやってもらって、やれるという結論をいただいたのですが、術後の方法が私の意に沿わなかったので、贅沢なようですが、ここも諦めました。そして大学系の病院はこれから先訪ねるのはやめようと思いました。

その後訪れたのは銀座にある歯科医院で、あるビルの一室にあって、いかにもブルジョア風な応接間と、インテリアで統一されていました。先生の診断を受け、治療可能だということですが、やはりご本人が手術をなさるのではなく、どこか他の先生が担当するということと、その日のうちに歯がセットされぬということだったのでここも諦め、次にWebでみつけた池袋の歯科医院に行ってみることにしました。

この医院は歯の全体のことを考え、例えば歯周病の有無などを勘案して、その後どのような治療施術を行うかを決めるというので、そのコースを何万円か支払って受けることにしました。最終的にいろいろな角度から調べてくれた(6週間かかりました)のですが、結局歯の状態は詳しくわかったのですが、ここでもご自分が手術せず他の歯科医が担当するということと、見積金額があまりにも高かったのでやめることにしました。

そんな折り、新聞広告で、インプラントについて説明会を受けてみませんかという話につられて、ある老舗ホテルの会場に向かいました。その会場はセミナーを聞きに来ている方が20人ほどいて、先生の話を聞くことになり、その説明が終わってから、一人ひとり面談を受けるというスタイルで話が進みました。私も話を聞いてもらった上で、その歯科医院に後日予約をして伺うことになりました。

そして予約をした日に銀座にあるその医院に出かけ、相談したところ、インプラントは可能だけど、ワンデイで終わらせることはできないということでしたし、またインプラントする人工歯はその日のうちにセットされるのではないので、仕事をしている私にとっては受け入れられない選択であり、しかも歯の撮影データを持ってきなさいというので、大学病院で画像撮影したフィルムを持って行ったところ、ダイコムデータではないので再度CTスキャンを撮らなければならないという話で、結局その他の条件がうまく折り合わず、お断りする結果になりました。

やっと出会えた治療法

途方にくれていたところ、以前Websiteで見つけた東京銀座インプラントセンターという歯科医院を想い出しました。実はこのインプラントを考え出した当初、サイトで見つけてEメールでやり取りしながら経費なども聞いていたのですが、そのまま連絡もとらず半年間ほどおとさたがなかったのですが、あらためて電話したところ会っていただけるということで後日伺うことにしました。

予約当日、副院長の西原先生と面談し、インプラントに関しての説明を模型を使いながら、これまでの術例をまじえながら丁寧にレクチャーしてくれました。またこの手の手術はいまだ一般的には理解されていないが、まちがいなく成功すると納得させてくれました。

インプラント手術の方法は、あごの骨の部分にインプラント体という土台を埋め込み、アバットメント(接続部分)をセットするのですが、材質が体にも害のないチタン製で、人骨と結合しやすく、この部分に人工歯をスクリューネジで留めるというやり方です。ですから後々のメンテナンスも大変やりやすいとのことです。 なにはともあれ、今までの歯科医院では話してくれなかったことをしっかりとした理論と情熱で説明してくれたことで、この医院なら必ずうまくやってくれるのではないかと思い始めました。

それから後、何度か先生と会って私の疑問や不安をそのままストレートに伝え、その回答をもらった上で、院長の中平先生にお会いし詳しい説明を受け、この方なら信頼できると思い、後日歯の部分のCTスキャンを撮ってもらい、どの位置、どの角度にインプラント体を埋めれば良いか立体画像で説明を受けました。 さらに最終的な見積もりや手術当日の注意や手順を聞かされ、私もこれから先、体調を整えることに専念するようにしました。

ここまでくるのに7カ月あまりの時間を費やしたので少々くたびれました。

手術当日

いよいよ手術当日になり、1人で歯科医院に出向き手術用の着衣に着替え、まな板の上のコイのように祭りごとを迎えるばかりです。

手術に使用する麻酔は全身麻酔ではなく静脈内鎮静法という点滴で送る麻酔薬の量を微調整する方法なので、ほとんど意識がなくなるような状態にさせてから抗生物質を投与とともに施術に入るそうです。私も手術台に身を横たえた後、なにが起こっているのか全くわからなくなりました。 私は血圧が少し高めなので、途中、中平先生に血圧はどの位の値になっていますかとたずねたそうで、大丈夫ですよと返答されたそうですが、全然覚えていませんし、痛みも一切感じませんでした。

手術を終えて

手術の終わり頃だと思うんですが、中平先生が“よしうまくいった”という言葉をつぶやいたのをおぼろげな頭のなかで聞いた記憶があります。

そして手術は終わり、フラつく足で休憩室に向かい横になった頃、カミさんがやってきてくれて、あれこれ世話をしてくれましたが、その頃にははっきり物事がわかるようになりました。2〜3時間横になって休んでいましたが、口の中が少しはばったい感じとボーっとする位であまり痛みは感じません。 その後人工歯を装着し、これからの食事の注意をうけたところで異常がないとのことだったので、待たせておいてくれたタクシーに乗り込んで帰宅しました。

家に帰ってからはなんとなくボーッとした感じは否めませんでしたが、普段とあまり変わらない動きが出来ました。食事はヨーグルトや野菜ジュースをとりましたが、新聞を読んでいる時、頭をさげた拍子に鼻血が出てしまいました。

私の場合、インプラント体を埋め込むための骨が欠損している所があり、そこに人工骨を埋め込む作業が必要で、そのためあごの上部の硬膜を押し上げ骨を装着したので、その影響で鼻血が出たようです。 私の上の歯は全部抜いてインプラントにした方が良いとのことで、すべて上にある歯はインプラントの人工歯です。それから数日は流動食に近いものを食べたりしていましたが、4〜5日たってからある用事で得意先と食事に行くことになり、そこで恐る恐るうどんをゆっくりかんで食べましたが、何ら変わったことはありませんでした。先生の言うことには噛むことはインプラント体と骨が融合しやすいことだそうで、骨は使っていないと退化するそうです。

そして翌日からは、普段食べている玄米をいただくことにしたのですが、なにせ玄米はカタイので、おかゆの状態にして梅干しと一緒にゆっくりゆっくり食べました。これが結構美味しく、この後ずっと玄米はおかゆで食べるようになりました。但し、3ヵ月から半年間はあまりカタイ食物は控えるように指示されていたので、その通りにしました。

それから1ヵ月ごとに半年間噛み合わせやその他の調整をしてくれて本歯が入るようになり、カタイものも自由に食べられるようになったし、その間のアフターケアもしっかりしていたので安心できました。 その後は3ヵ月ごと、半年ごとにチェックを受けるようになり今に至っていますが、何ら食生活に不便を感じることがないばかりか、以前の咀嚼力より格段に良くなったので、全然インプラントが施されているのを意識しなくてすむようになりました。本当に中平院長、西原副院長、スタッフのみなさんに感謝してもあまりある思いです。

終わりに

終わりに何故インプラントにふみきったかをお話しします。

まず私なりの考え方なのですが、やはり食は生きていくうえでの基本的な行為であって食べ物を美味しくいただくことと咀嚼をしっかりすることが健康維持につながると理解していたので、どんな手術、また限度はありますが高額な医療費もおしいとは思いませんでした。よく歯の調子が悪い先輩や友人にインプラントをすすめると、もう何十年も生きていけるわけじゃないし、コストパフォーマンスが悪いという返事がかえってきますが、私はこれから先2、3年先の命だといわれても、きっとこの手術を受けたでしょう。

それだけ生きていく上で大事なものをもらった気がするし、人生が明るいものになっていくのを感じます。できればインプラントをしないで済むよう普段から歯を大切にすることは大事なことですが、もし歯のことで悩んでいるのなら迷わずいろいろな歯科医院を訪ね、相談し自分にとって一番良い歯科医院を選択することが一番だと思います。

 

 

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