Dr ナカヒラの歯科コラム


骨から見るワンデイインプラント治療

2016年6月28日

私たちが行っているインプラント治療のうち、あご全体を一日で固定式の歯にする治療を、ワンデイインプラントと言います。一日で綺麗な仮歯が入るので、この治療を行った患者様からも、大変喜ばれています。
今回、患者様が普段は目にすることのない、あごの骨からワンデイインプラント治療を見てみましょう。

これは、下あごの骨の様子です。健康な状態で、骨の厚みはこれだけあります。
しかし、残念ながら歯を失うと、あごの骨は徐々に痩せていきます。
歯を支えるという役目がなくなったからです。

これは全ての歯を失った人の顎の骨の様子です。
健康だった時よりも痩せているのがわかると思います。
歯をすべて失ったあと、総入れ歯を使用したとします。
総入れ歯は、粘膜(歯ぐき)に直接乗せて使います。その刺激は、あごの骨をさらに痩せさせてしまいます。

長期間入れ歯を使い続けた人の顎の骨です。ここまで薄くなることもあるのです。
下あごの骨の中には、太い神経が通っていますが、この方の場合は骨の表面に露出してしまっています。
そのため、入れ歯を使うと直接神経が刺激されて、痛くて使えない状態でした。
そこで、ワンデイインプラント治療を行うことになりました

インプラントを4本埋めて、Eのように、人工歯を固定します。
インプラント治療をすることで、骨に役割が復活し、これ以上痩せることを防げます。

人工歯は、痩せてしまった骨の部分まで再生するように作ります。
するとあごの高さが出るので、クシャッとした口元から若々しい口元に変わります。
ワンデイインプラントは、失った歯と失った骨格をも再生させる治療と言っても過言ではないでしょう。

                   
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