Dr ナカヒラの歯科コラム


骨が薄くなっている時の処置:サイナスリフト

2016年7月10日

 

上顎には、鼻の奥に当たる部分に上顎洞という空洞があります。そのため、もともと上顎には下顎ほどの骨の厚みがありません。歯を失うと、骨は歯を支えるという役目がなくなるので、徐々に痩せてしまいます。上顎の骨が痩せて薄くなると、インプラント治療は非常に難しくなってしまいます。

このような時に用いるのが、サイナスリフトという骨を増やす処置です。歯肉を開き、上顎洞の横から窓を開けるように骨の一部を外します。このとき上顎洞を覆う、洞粘膜(シュナイダー膜)を破らないように気をつけなければいけません。慎重に骨と粘膜を剥離して、そこに人工骨を補填し、外した骨を戻して縫合します。

この処置は、患者様の骨の状態にもよりますが、インプラントの埋入手術と同時に行える場合もあります。以前であれば、骨が薄くてインプラント治療はできないと言われたり、あるいは骨の移植手術を受けて何か月も骨が固まるのを待つ必要があったりした人にも、無理なくインプラント治療を受けていただけます。

人工骨は、やがて自分の骨と置き換わります。人工骨の材質の向上もまた、この処置を可能にしている理由の一つです。

骨が薄くてインプラント治療を諦めている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談にいらしていただきたいと思います。

                                   
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